![]() 監督/アキ・カウリスマキ(2011 フィンランド=仏=独) 出演/アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル ■作品 仏北部の港町ル・アーヴルで靴みがきをするマルセルは〈出来た女房〉アルレッティと細々と暮らしていた。ある日、マルセルはアフリカからやってきたイドリッサ少年をみつける。不法移民として追われる彼をマルセルはかくまうのだが・・・。 冒頭のショットだけでもカウリスマキ作品とわかるほど。いつもながらのひなびた絵柄に心落ち着く。現代でありながらタイムスリップしたかのように古き佳き日のモノと人情に包まれたマルセルの周辺。貧しくとも背筋をピンと伸ばし真っ直ぐに進むマルセルの姿が心地いい。 ぶっきらぼうに映しているだけのような絵にも見えるが、イドリッサ少年や妻アルレッティの無表情にも何処か味が漂うのも監督らしいところ。 まるでお伽話のような展開だが全く嫌みじゃ無いのはカウリスマキ独特のひなびたタッチゆえだろうか。温かい気持ちになれた一方で、これは暗い世相の裏返しと思うと考えさせられるものがあった。 ■画質・音質 舞台はフランスとなったが、いつものカウリスマキ作品らしい光と影。5.1chはフロント中心ながらも適度で柔らかなサラウンド感。 ■個人的採点(☆☆☆☆☆で満点、★は1/2) 作品 ☆☆☆☆ 画質 ☆☆☆☆ 音響 ☆☆☆☆ ポスター訴求度 ☆☆☆☆ ★当ブログでご紹介したアキ・カウリスマキ監督作品 「街のあかり」 |
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