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zoom RSS 【東京家族】WOWOW(HV 5.1ch)

<<   作成日時 : 2013/12/11 03:02   >>

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画像【東京家族】(HV・ビスタ・5.1ch)
監督/山田洋次(2013 日)
出演/橋爪功、吉行和子
西村雅彦、夏川結衣
■作品
瀬戸内の小島で暮らす周吉ととみこの夫婦は、子ども達3人の顔を見に東京へやってきた。長男、長女、次男の家を回る老夫婦を子ども達もそれぞれにもてなすのだが・・・。
混迷する世の中に加えて未曾有の災害を経験した日本。価値観が変わりつつある今、ひとつの家族を描いた60年前の名作「東京物語」を山田洋次監督が改めて問う。
序盤から小津作品らしい構図と〈間〉が垣間見れるが、オマージュは分かるものの少々居心地が悪い。山田節にあえて掛け合わさなくともと感じてしまう。震災の影響で製作が中断した本作。震災後という設定で、次男と恋人の馴れ初めが被災地でのボランティアであったことなどが織り込まれるが、これには取って付けたような印象を受けた。あえてそれを出さなくとも、本作に込められたメッセージは十分伝わると思うのだが・・。
とは言え、カタチこそ変われど親が子を想い、子が親を思う物語は普遍のもの。山田監督ならではの何気ない生活のリアリティもあってハナシに引き込まれていく。
グっと来るのは、とみこが臨終を迎えようとする夜から明け方までの病院の空気感。そして、亡くなった後の朝の澄んだ空気。葬儀を終えてサァーっと人が引いた後の何とも知れぬ静けさ。こういう経験のある人ならばその時が蘇ってくるようなリアリティだ。山田監督の最近の作品はいずれも〈死〉の時をむかえる描写が何とも重く生々しくなってきているのが印象深い。
橋爪功=吉行和子は流石に上手いけれど、出来れば当初予定していた菅原文太=市原悦子でも見てみたかった。室井滋が予定されていた長女を演じた中嶋朋子がなかなか好演。蒼井優は相変わらず若く見えるけれど何やら声にドスが効いてきて、往年の女優のような台詞の響きにちょっと驚かされる。
監督らしい可笑しさは影を潜め憂いと侘びしさの強い作品ではあるが、次の世代に託す思いと「いや大丈夫なんだ」という安堵と希望に深い余韻を残す。
■画質・音質
フィルム撮影であり山田洋次作品らしいトーンは健在。デジタルでは得にくい人の温もりが伝わる。5.1chは、これまた山田作品らしい、生活感のある環境音としっかりとしたセリフの通りが印象的。
■個人的採点(☆☆☆☆☆で満点、★は1/2)
作品 ☆☆☆☆
画質 ☆☆☆☆
音響 ☆☆☆☆

ポスター訴求度 ☆☆☆★

★当ブログでご紹介した山田洋次監督作品
隠し剣 鬼の爪
武士の一分
母べえ
家族
遙かなる山の呼び声
おとうと
京都太秦物語

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