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zoom RSS 【ゼロ・グラビティ】なんばパークスシネマ(3D/字幕/DLP/L-PCM)

<<   作成日時 : 2014/01/01 22:29   >>

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画像新年おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【ゼロ・グラビティ】なんばパークスシネマ・シアター7
(シネスコ・字幕・DLP+3D XPAND・L-PCM5.1)
監督/アルフォンソ・キュアロン(2013 米)
出演/サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
エド・ハリス

年に数回の劇場レビュー。今回は筆者の好きな作品「大いなる遺産」のアルフォンソ・キュアロン監督が描く宇宙SF。極端に少ない登場人物、シックなイメージの宣材等、大いに鑑賞意欲をかき立てられる。ドルビーアトモス採用の本作だが残念ながら関西では今のところ対応館なし。そんなわけで劇場は定番のなんばパークスシネマをチョイス。最大スクリーン・シアター7での上映だ。
★日本でトップを切ってドルビーアトモスに対応した「TOHOシネマズららぽーと船橋」シアター4で本作をご覧になった小枝さんのご感想は〈こちら〉から

地球上空60万メートル。シャトルの船外活動を行っていたストーン博士(S・ブロック)らは高速の宇宙ゴミにさらされシャトルを消失。宇宙に放り出されたストーン博士は・・・。

画面内の比較対象物が少ないせいか、序盤の静かな宇宙空間では3D効果は控えめに感じられる。しかし狭いステーション内では一転して立体感が向上。これみよがしに飛んでくる効果よりも、ゆっくりと散っていく涙であるとか、近接撮影によるサンドラ・ブロックの生身感が印象的。
全編一人芝居と言ってもいいサンドラ・ブロックは近年で最高の演技ではなかろうか。彼女は何時も自分がどういう役目を担い、どう見せれば良いのかよく分かっている人。宇宙での頼もしい女性像として「エイリアン」のシガーニー・ウィーヴァーに匹敵するインパクト。S・ウィーヴァーと違って可愛げもあるところがS・ブロックの魅力でもありますね。
宇宙ゴミの衝突により次々と破壊されていくシャトルやステーション・・・制御不能に陥りグルグル回りながら宇宙へ放り出される恐怖。S・ブロックの激しい息づかいが観客にも伝染し、こちらまで気分が悪くなりそうな体感型の絵と音だ。重厚で迫り来るようなスティーヴン・プライスの音楽が非常に効果的で、久々に印象に残るサントラとなっている。
宇宙空間に放り出されるという計り知れない恐怖と絶望感、と同時に悟りでも開けそうな圧倒的静寂と無の境地、そして大地を踏みしめる生命力の力強さ。きっと男が主役ではここまで力強いものにならなかったろうと思う。やはり女強し母強しであります。

美麗と言うよりは少々くすんだような絵柄はA・キュアロン+カメラのE・ルベツキらしい。色味が抜け落ちたような宇宙での無機質感と地上での〈泥の肌触り〉という有機質の対比も見事だ。音は〈無音〉の音演出にこだわりを感じさせ、怒濤の爆発シーンとのコントラストが強烈。シアター7の非常に良く伸びる重低音は制動も十分効いていて、ドゥン!っとくる衝撃音が体に堪える。

それにしても原題に込められた意味合いを無視し、即物的表現に陥ってしまう邦題のセンスはいかがなものか。勿論本国了承のもとでありますが、題の妙味を味わえないことになりますねぇ。

何はともあれ、派手なVFXだけが見どころのSFパニックとは一線を画し、ドラマに見応えある90分であります。
製作陣はもとよりサンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーの役者としてのプロフェッショナルぶりも改めて感じ入るモノがありました。押しつぶされそうな臨場感はぜひ劇場で・・・。

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なんばパークスでは「なんば★光旅」を実施中。いい感じで冬の夜を彩っておりました。

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木と緑のイメージで囲まれたパークスシネマは都会の雑踏を忘れさせてくれる。なんば〜千日前
〜道頓堀と泥臭くも華やかだった大阪ミナミの映画興行も時代と共に随分様変わりしたものです。

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なんばパークスシネマで最大となるシアター7。繊細さと迫力を両立して相変わらずイイ音してます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
新年あけまして
おめでとうございます

このたびは拙記事に
リンクしていただきうれしく思います。

掲載しておられるお写真のこちらも
音響にこだわった素敵なシアターですね!
ドルビー・アトモス仕様での作品、
ならびにそれに対応するシアターが
これから増えていってくれることに
期待したいひとりです。

今年もどうかよろしくお願いいたします。
小枝
2014/01/01 23:37
おめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
記事へのリンクもさせて頂きありがとうございました!
あらゆるスピーカー構成に対応できるドルビーアトモスですが、
やはり既存館より、新規オープンの劇場が中心となるでしょうね。
日本での普及はちょっと時間がかかるかもしれませんが、
着々と対応作品が増えているので期待したいところです。
thymos
2014/01/02 02:47

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