【行きずりの街】WOWOW(HV 5.1ch)
【行きずりの街】(HV・ビスタ・5.1ch)監督/阪本順治(2010 日)
出演/仲村トオル、小西真奈美
南沢奈央、石橋蓮司
■作品
丹波篠山で塾講師を務める波多野は、東京で音信不通となった教え子ゆかりの行方を追って上京する。東京は彼にとって苦い思い出の場所でもあったのだ・・・。
原作未読。かつて教え子との恋愛を成就できず逃げてしまった教師が、今危機にいる教え子ゆかりを守ることができるのか?
微妙な説得力のこのハナシ、仲村トオル演じる男同様にちょっと煮え切らない展開ではある。ただ逆にそこがリアルともとれ、丸山昇一脚本のオフビート感がいい。ハナシよりもそれぞれのキャラクターの味つけが阪本順治らしくて興味を引く。
序盤、仲村トオルのキャスティングは微妙に思えるのだが、その不器用さと実直さは結構役に合っているのかもしれない。仲村トオルと小西真奈美のやりとりは本作の見所。至って地味でボソボソと交わされるやりとりに、男女関係の微妙なニュアンスが織り込まれなかなか見せる。小西真奈美の汗だくの情事も情感こもって艶めかしい。窪塚洋介にも注目。大根なのか持ち味なのか微妙な印象が続いた彼だが、本作ではそのあたりが上手く作用して十分味として受け取れるようになった。その他、中盤に登場する江波杏子がぐっと手綱をひきしめ、出番こそ少ないが谷村美月がおもしろい味。
丁寧な様でいて何処かぶっきらぼうなハナシだが、個々の人物像が魅力的。
■画質・音質
ちょっと殺伐感のある風合いが阪本作品らしい。5.1chは雨のシーンでの包囲感などで効果的だが、全体に控えめだ。
■個人的採点(☆☆☆☆☆で満点、★は1/2)
作品 ☆☆☆☆
画質 ☆☆☆☆
音響 ☆☆☆☆
★当ブログでご紹介した阪本順治監督作品
「顔」
「亡国のイージス」
「魂萌え!」
「闇の子供たち」
「カメレオン」
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